大沢川

2013年8月13日

荒川水系の沢第2弾は、荒川の赤芝峡にある大沢川。ほとんど記録のない沢で、国道から見る沢は平凡そのもの。ただ地形図上からは中流部までかなり等高線が詰まっており、スカの沢とは思えない。ネットで検索すると新潟の山岳会が良く入っているようで、その写真からもなかなか面白そうな沢だ。ただ問題は下山の足をどうするかで、なかなか入渓する機会がなかったのだが、前回の下見で沖庭神社へ向かう林道が、それほど荒れた林道ではないことが分かり、下山の足をタクシーとすることにして入渓する。結果は大当たりの沢で、入ってすぐに水をとっている水路があり、水路の上にある堰堤を越えると水量も多く、中流部までは滝滝滝の連続。それも登れる滝が多く、谷筋も上越の沢ではないかと思えるほど明るい。1か所登れない大滝の連瀑があり、この高巻きのルート取りが難しいが、それ以外はきわどい登攀を強いられるところもあるが、ほとんどが登れる滝なので楽しい沢だ。滝が終わるとブナの原生林が残る沢筋をゆったりと流れる沢に一変し、下山も沢沿いの踏み跡を見つけられれば林道まですぐだ。

鉄橋の下から入渓すると、しばらくは右岸に水路があり、水路が終わった先に大堰堤が…。
 
下流部もなかなかきれいな沢だ。

最初の通らず。泳いで取り付いてもCS滝で上がれるかどうか?
手前にトラロープあり。

枝沢も急峻な沢が多い。

ナメ滝も多く懸る。

10mを越える滝も多く懸り、なかなか面白い。

見た目登れそうもない滝も、意外に登れる。

トイ状の滝も…。

大釜を持った10m滝の上に大滝が懸る。
10m滝手前のルンゼからの高巻きは、ルートをうまくとらないとかなり上に追いやられる。
遡行のポイントとなる高巻き箇所だ。

大滝上も、まだまだ滝場が続く。

10mを越える滝の連続だ。ほとんどの滝が登れるので楽しい。

550m付近に懸る大滝で等高線も落ち着くが…。

まだ続く滝も、下の滝でようやく終わる。

穏やかな流れに一変する。

620m付近で沢沿いに踏み跡が現れる。
ブナの原生林の広がるなかなか良い道だ。

〈コースタイム〉                                          大沢橋(8:45)~co385大滝手前(11:45)~大滝上部(12:30)~co625付近踏み跡(15:15)~沖庭神社下(15:40)~電波塔前林道(15:50-16:20)~(タクシー4000円)~大石橋(16:45)                                          

〈地形図〉小国、舟渡

同行者の記録

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